なぜか、芝の2000mなどに出走させられ、レース後放牧に出されていたエリーズシチー。5月28日にトレセンに帰厩しました。前走は追い切りの動きも悪く、およそ合わないであろう芝の2000mでしたから(クラシックでも意識していたのか??)参考外で、今回は期待をもって応援いたします。
しっかし、前走のような状態での使われ方は納得できないなぁ。疲労も残るし・・・。今回は保護者が納得できる使い方をしてください。
気になるエリーズシチーの次走ですが、6月17日の姫路競馬場 JRA指定交流 鉢伏山特別 ダート1400mに決定しました。すでに権利を得ており、出走は確実です。
初戦の前走は大敗のエリーズシチーですが、追い切りも全然動いていない状態で、かつ合わないであろう芝の中距離に出走。これは完全に度外視して良いでしょう。私個人はダートの方が合うと思いますし、今回の方が事前の動きも格段に上です。
はっきりいって、一発優勝狙っています。
6月17日当日は、私はたまたま計画していた野球観戦(夜)の為、有給休暇を出しており、昼間は空いているので、先月のボニータシチー以来の姫路競馬場遠征を考えています。
写真付き、現地観戦レポートを実施する予定です。ボニータシチーのように、木村健騎手がいいなぁ。
前走前 1月28日 栗東CW 良馬場 叩き一杯
柴原央明
6F 83.6
5F 68.6
4F 54.5
3F 41.0
1F 13.9[6]
スターリースカイ(3歳未勝利)馬なりの内に先行5F付0秒1遅れ
6月5日 栗東CW 良馬場 強め
助手
5F 72.6
4F 57.3
3F 43.6
1F 13.5
6月10日 栗東CW 良馬場 追って一杯
助手
6F 80.9
5F 64.3
4F 50.5
3F 37.8
1F 12.7[6]
ファンドリトレイン(2歳新馬)一杯の外0.4秒先着
6月14日 栗東B 良馬場 直一杯
助手
3F 43.7
1F 12.6[2]
6月5日、帰厩後、次走に向けて最初の時計を計時しました。ここから徐々に動きが良くなるといいですね。
6月10日、全く追い切りの動きの冴えなかった前走と異なり、CWで6F80.9、終い1Fも12秒台と、決して素晴らしいと手放しで喜べる時計ではありませんが、格段に良化しています。併せ馬に先着と言っても、あちらは2歳の新馬ちゃんなので、これはそんなに評価出来ないですが。しかし、前走はどう考えても追い不足でしたからね。
前走大敗と言っても、追い切りはこんな状態ですし、かつエリーズシチーに合うと思われない芝の中距離ということで、私は完全に度外視しています。
ダートも走ったことないですし、まだキャリア2戦。キャリアの豊富な馬に比べると不利ですが、今回は地方交流戦ということで、優勝もありうると勝手に思っています。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。前走と違い力は出せる状態ですので、これで無様な競馬なら、その程度の能力と思ってよいでしょう。
6月14日、短めですが、一杯に追われ状態はすこぶる良さそうです。1頭強い馬がいますが、私はそれなりの結果を期待しています。
2009年6月17日(水) 姫 路 第9競走 ダート 1400m(右)15:15発走 |
(JRA交流競走) 鉢伏山特別特別 3歳登録馬 (サラブレッド系 3歳 馬齢) |
賞金 1着800,000円 2着160,000円 3着80,000円 4着48,000円 5着32,000円 |
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レコード 1:27:7 イブキオトヒメ 53 渡 瀬 和 幸 2007/07/11
*「セ」 =「せん馬」 *「計不」=「計量不能」 *「降」=「降着」 |
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エリーズシチーの今回の鞍上は、ほっさん厩舎初の大山真吾騎手です。大山真吾騎手は兵庫競馬所属で、現在(6月14日)、園田では42勝でリーディングの4位につけておられます。私ほっさんの騎手ランキングば「C」です。
ただ、現在兵庫競馬には、断トツの成績の騎手がいて、その木村健騎手が122勝(6月14日現在)で、勝率は26.9パーセント、連対率は45.3パーセントと非常に素晴らしい成績を誇っておられます。
つい先日の6月2日には、同厩で愛馬のボニータシチーに騎乗していただき、同じ姫路の交流戦でしたが、見事に2着。連対率45パーセントと言えば、2鞍騎乗すれば約1度は2着以内という驚異的な数字ですが、その数字通りに愛馬を2着に持ってきてくれました。そのリーディングジョッキーの木村健騎手は、今回断トツの1番人気に支持されるであろうビコーオラクルに騎乗され、おそらく連は外さないでしょう。
一方、エリーズシチーの大山真吾騎手は6月14日現在、勝率10.3パーセント、連対率18.8パーセントで、約5鞍に1度連対するということです。それらの事実からも、エリーズシチーの連確保というのは厳しいかも知れませんが、とにかく、エリーズがそこそこやれる強い馬だと信じるしかないですね。
馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
アスカノユタカ | 6月12日 | 栗東DW良 | 一杯 | 助手 | 6F82.9−15.2 | D |
ウィステリアスカイ | 6月10日 | 栗東坂路良 | 馬なり | 助手 | 56.5−13.5 | D |
エリーズシチー | 6月10日 | 栗東CW良 | 一杯 | 助手 | 6F80.9−12.7 | B− |
バサラプリンセス | 6月14日 | 栗東坂路 | 馬なり | 54.0−13.0 | C | |
ビコーオクラル | 6月10日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 52.0−13.0 | B+ |
ホッコーアネゴ | 6月12日 | 栗東B良 | 強め | 助手 | 6F85.1−12.0 | C |
アスカノユタカ
前走は後藤浩輝騎手が騎乗して8着。しかし、時計はそれなりで、交流戦なら力上位と見るべきか。
しかし、追い切りは終いで脚が上がっており、とても力の出せる状態とは思えない。
ウィステリアスカイ
前走は未勝利戦でシンガリ負け。前々走は交流戦で勝ち馬から3.8秒差の8着と全くいいところなし。
追い切りも全く動かず。
エリーズシチー
前走の新馬戦はなぜか芝の2000mに。距離的にも馬場的にも合うとは思えず、なにより事前の調整も万全ではない状態。大敗も度外視でいいだろう。
今回の追い切りは特筆すべきでもないが、他馬が更に酷いので、このメンバーでは良く見える。エリーズシチー自身、追い不足の前走デビュー戦よりも、確実に動きが良化しており、能力の出し切れるここが試金石。このレースで大敗するなら、未勝利戦の勝ち上がりは厳しいだろう。
バサラプリンセス
前々走は17番人気も5着。優先出走権を活かして万全の調整で臨んだ前走は9着。・・・となれば中央では当然頭打ち。すでに6戦もしており、上積みも考えづらく、勝ち負けは無理だろう。
追い切りは軽く、動きもたいした動きではない。
ビコーオラクル
前走は未勝利戦でギリギリ優先出走権を逃す6着。前々走は交流戦で1番人気2着。メンバー中、抜群の成績。
追い切りの動きも中央所属の全馬の中では最高の動き。
鞍上も兵庫のリーディングジョッキーで不動の中心。
ホッコーアネゴ
過去2戦してともに二桁着順。
追い切りの動きは悪いとは言わないが、強調すべき点もない。
ほっさんの見解
常識的に、ビコーオラクルが数枚上でしょう。単勝1倍台になるのではないでしょうか。エリーズシチーは、まだ芝のレースに一度出走しただけで、正直良くわかりません。ただ、デビュー前に田中章博調教師がおっしゃっていたように、楽しみな馬なのなら、2着はあってもいいのではないでしょうか。
憶測ですが、この6月2日に同じ姫路で2着になった同厩のボニータシチーの鞍上、兵庫リーデイングの木村健騎手にもエリーズシチーの騎乗依頼を打診しているでしょうが、木村健騎手は、私が思う1番強い馬(ビコーオラクル)に騎乗されます。・・・ということは、やはり私が見ても、プロが見ても、そういう勢力図なのでしょう。
さて、愛馬エリーズシチーは、勝てば最高ですが、良くて2着でしょう。いや、常識的には3、4着のような気がします。構いません。それでも私は当日姫路に遠征する予定です。
当日は、夜に野球観戦の為に、早くから有給休暇を出しており、昼間は特に用事がなかったので、6月3日のボニータシチー以来、姫路競馬場に遠征しました。
勝っても負けても愛馬エリーズシチーを生で見てみたいという一心で行ってきましたが、あわよくば、2着はあるかな?なんて、密かに思っていました。
では、恒例のパドック写真です。撮影は全て撮影順です。
前走の新馬戦は地元の京都競馬場ながら、休みが合わずに観戦に行けませんでしたので、これが愛馬エリーズシチーの初対面です。
馬体重は430キロと前走プラス20キロ。競馬場に到着する前のバスの中で、この情報を知った時には、「やはり2着はあるのか」と思ってしまいました。
ただ、430キロでも競走馬としては小さすぎますが。
対する、断トツの1番人気ビコーオラクル。気配最高、馬体もメンバー中ピカイチ。単勝1倍台でなければ、単勝に億単位の金を投資していたでしょう(笑)。
馬体重20キロ増と言っても全く太目感はなく、ちょうどいい腹回りだと思います。毛ヅヤも良かったです。
1番人気ビコーオラクル。3歳牝馬なのですが、強い馬(メンバーの中で)というのは、なんだか他馬を威圧する雰囲気がありますね。極端な話、戦う前から勝負付けが済んでいる感じがします。もっとも、上位馬の実力が拮抗している時はそうでもないのでしょうが。
エリーズシチー。とにかく気合も乗っており踏み込みも良かったです。すなわち、力は十分に出せる状態でした。それゆえに大敗の言い訳ができません。次走でガラリ一変はほとんどないと思いますが、あるとすれば、鉄砲は苦手とか軽い馬場しか走らないそういった理由くらいでしょう。
久々に見て、「筋肉がついたなぁ」と思った6月3日のボニータシチーと、「あれれ??全体的に筋肉がついていないゾ」と思ったエリーズシチー。
さらにアップでどうぞ。
どうですか?毛ヅヤはいいでしょう?
アップ。可愛いですね。
ややアップ。
いい天気でした。
ほっさん厩舎初、大山真吾騎手。
乗った感じはいい雰囲気。いい笑顔の大山真吾騎手。ウィナーズサークルでも、その笑顔が見たい。
あまり見る機会の少ないシチーの勝負服の大山真吾騎手。
現在(2009年6月17日)兵庫ではただ1人100勝を超え、リーディングを独走する木村健騎手。連対率は45パーセントを超える。連対率約45パーセントとは、ほぼ2レースに1回は2着以内。その数字通り、2週間前の6月3日は4番人気の愛馬ボニータシチーをここ姫路で2着に持ってくる。今年は彼に逆らえない!?
頑張れボニータシチー!!
断トツの1番人気馬。適度な尻アワです。もはや負ける要素なし。
スタートは普通ですが、全然二の脚がなく、どんどん外の馬に交わされます。
一番左の白い帽子の馬がエリーズシチー。
ダートでこれだけ二の脚がないと・・・。
外からどんどんやってくる。
結局10番手を追走することになるのですが・・・。
うーむ(絶句)。
もう被せられてほとんど見えましぇん。
その後、3コーナー手前から上がって行こうとしますが、少し伸びただけで4コーナーではやはり10番手。そのまま流れ込んで11着。小回りで直線の短い地方の競馬場でこの位置取りではまず勝てるわけないでしょう。
ちょうど2週間前の6月3日にこの姫路競馬場で同じ距離を走った愛馬ボニータシチー。その時は2着でしたが、走破時計は1分30秒0重馬場でした。今回のエリーズシチーは脚抜きの悪い良馬場ですが、走破時計の1分32秒3はいかにも遅すぎます。
二の脚がなく、非力で、結果的に力の要る馬場でのダートは向かないでしょう。
430キロの馬体と言っても全体的に線が細く華奢で筋肉もあまりついていません。これが480キロ程度の馬体でこれまでずっと強くビシビシと追えていたならもっと違う体つきだったでしょう。3歳の6月でこの成長です。2歳からずっとビシビシと鍛え上げられてきた馬たちとの能力差はもはや歴然です。
今回は、追い切りの本数もそれなりで、毛ヅヤも良く調子も良かったことから、この状態でこれだけの大敗ということで、常識的には白旗でしょう。
究極のプラス思考の私ですが、今回ばかりは、”ギャフン”と言わされました。休養明けだとか、砂を被ってとか、言い訳してもどうしようもない負けっぷりです。
時期が時期だけに、もう引退と言われても仕方ないですが、クラブHPでは、まだ現役続行のようなので、もちろん、縁あって愛馬になった馬です。最後までとことん応援いたします。
頑張れエリーズシチー!!
2009年 2月 1日 デビュー戦 3歳新馬 京都芝2000m (9着/11番人気)